2020年01月

2020年01月20日

東京マルイ製スタンダードM4の初速低下とHOPの組み直し

今回は分解工程を載せようと思います。
作業内容は初速が高過ぎたので初速低下と、HOPの掛かりが悪いみたいなのでそちらも組み直してみます。
先ずは、全体写真から。

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外装は交換されてます。
この電動ガンは前配線なので、ハンドガードを外して配線を外します。

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接続端子を外せばアッパーフレームを外す準備が整います。


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アッパーを外す前にストックを外していきます。


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ストックを外し、ストックパイプを出したら、一番端にある六角ネジを回して抜きます。


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蓋が取れたら、長いプラスドライバーを突っ込んで中にあるプラスネジを回して抜きます。


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この様に成ります。
次に、2カ所あるフレームロックピンを抜きます。


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フロントとリアにあるピンを抜いたら、アッパーとロアを分離させます。


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分離出来たら、メカボックスを取り出します。
先に、配線を固定する器具を外します。


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バレットフィードベースはネジだけ外して、そのままにします。
マガジンキャッチを取り外します。

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グリップを外します。
グリップの底蓋にある六角ネジを外します。


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蓋を外したら、モーターに繋がる端子を外し、モーターを取り出します。


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モーターを抜いたグリップの中に長いプラスドライバーを入れ、中にあるプラスネジを2カ所抜きます。


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この様に外れます。

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トリガーロックピンを外します。


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このピンには必ず入れる向きがあるので、ギザギザが付いている方が出るように抜いてください。
これでメカボックスが取り出せます。


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ひっくり返して、メカボックスのネジを全て外します。
マルイ純正ですと、トルクネジが計4本使われていますので、T10ドライバーを用意してください。
製造会社によっては、トルクネジや、六角ネジ、プラスネジと使われているネジも違うので、特殊ネジ用のドライバーセットを買っておくと後で便利です。

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今回のメカボックスは全てプラスネジを使用。

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全てネジを外して、開きます。


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各社のパーツが使われています。
スプリングを交換して再び閉じます。
フレームに組み込む際、メカボックスを入れた後、バレットフィードベースをメカボックスを浮かせて入れてください。

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グリップを取り付ける際、配線をこの様な感じで穴に通してください。

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グリップを取り付け、ネジを入れたら配線をストック側へ寄せてください。

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モーターを入れたら、マイナス配線から取り付けてください。

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グリップの底蓋を閉じてネジを絞めればロアフレームの完成です。
チャンバーブロックの再施工をします。
写真を撮る前にばらしてしまったので、組み立てを。
全て確認してからここまで組み立てました。

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HOPエレベーターを固定するピンを入れます。

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HOPエレベーターを直接動かすギアを入れます。
入れたら、反対側にCリングを圧入します。

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真ん中のギアを入れ、Cリングを圧入します。

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最後にHOP調節用のギアを入れて、ネジ止めします。


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この様に完成します。

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先端にはバレルブレ止め用のアルミテープを巻いてあります。
アッパーにチャンバーブロック一式を入れた後、見えにくいですが四角い穴に配線を通します。

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配線が上手く通ったら、アッパーとロアを合体させて、前後のフレームロックピンを入れれば完成。
この時、ボルトキャッチボタンを入れ忘れないようにしてください。


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結構簡単に取れてしまうので、無くさないようにしてください。

作動チェックをしたのち、初速を計ります。


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後は飛距離を見て終了です。

初速が低かったので、少し上げました。

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交換部品
・メインスプリング
以上です。

2020年01月10日

AY製ASW338LMの調整及びHOP調整

HOP穴が無いため、HOP調整が出来ないとのご依頼。
当初はHOP穴だけを開ければ良いと考えておりました。
先ずは全体写真から。


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初速も68mくらいしかないとの事で、調整も兼ねて分解していきます。
ネジを外しながら数分後、回るけど一向に飛び出してこないネジが。
しょうがないので、ネジ穴にビットを接着して一晩放置。
慎重に回しながら引き抜きました。


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海外製によくある接着です。
しょうがないので、ネジ穴を再生させます。
4.2mmドリルでネジ穴を拡張。
JBウェルドをネジ穴とグリスを塗ったネジに付け、穴へと挿入。
2日間放置します。
シリンダーを取り出すと、ピストンが勝手に前後する。
それだけスプリングが短い状態。
これだと、シリンダー・リリースレバーが固定されず、下がってきてしまいます。
実際、この事に気付かず試射していたら、ボルトが戻らなくなりました。
レバーがシリンダーから抜け落ちた為に戻らなくなりました。
ですので、2cmのスプリングスペーサーを入れます。
これで、シリンダー内でピストンが勝手に前後に動かなくなりました。
が、初速を計ると違法初速。
これ以上スプリングを短くできないので、インナーバレルを切断。
測っては切りを行い、合計11.4cm切りました。


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HOPエレベーターもバリだらけだったので、修正。
パッキンもマルイVSR用に交換。
この個体、パッキンを交換すると、その厚みでイモネジをねじ込んでないのに、鬼HOPに成ります。
ですので、HOPエレベーターの突起を少し削る事をお勧めします。
今回はバリ取りをしたら、多少ねじればHOPが安定する様になりました。
そして、組み立てて気付いたんですが、HOP穴がズレてる。
当初、分解してから穴が開いていることに気付いたので、てっきりHOP穴は開いているもんだと思ってました。
それが約1cmほど穴がズレていたので、新たに穴を開け直しました。

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ビットが途中でズレて穴が歪みました。
今まで開いていた穴は、プラリペアにて埋めました。
初速もこちらに。


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試射してもらいOKを貰ったので、お渡ししました。

交換した部品
・マルイ製チャンバーパッキン
・M4プラスネジ×3本
・自作スプリングスペーサー

2020年01月08日

東京マルイ製MP5A4不動品修理

不動品という事でお安く売ってたので、購入。
既に4丁電動ガンを売り払ったのに、3丁増えました。
どうしよう。
さて、数年ぶりに東京マルイ製のMP5を持ちましたが、軽いです。
めっちゃ軽いです。
カール・ウェザース(プレデター)の様に片手で撃てちゃいます。
話は戻りまして、写真から。


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保護キャップ取ろうとしたら、ハイダーが抜けました。
しょうがないので、マイナスドライバーでグリグリと取り出し、イモネジを外し2mmのピットで窪みを作り、イモネジを再度入れました。
これで外れません。
次に、ラージコネクターをミニコネクターへと変換して作動チェック。
通電はしてますが、ギアが全く動かない状態。
ですので、分解します。


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サクッとメカボックスを取り出します。
この時点で、前のオーナーさんが開けたと解る箇所がありました。
プラス平頭ネジが入る所に、トルク丸頭ネジが入っています。
次に、メカボックスを開けると・・・


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逆転防止ラッチがスパーギアに噛んでました。
そして、トリガースプリングが


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当初はグリスが多くて解りませんでしたが、グリスを拭き取るとスプリングが固定されていませんでした。
当初の目的はギア軸受けを交換し、13:1のギアを入れ、初速を95mくらいにする予定でしたが、マルイ純正品ばかりストックが出来てしまうので、配線と軸受けを交換するだけでそのまま組み立てます。
配線は、銀メッキシリコン被膜配線を使用。
銀配線は固く太いので、FET回路を付ける際なにかと面倒くさくなると考えて不採用。
軸受けを交換し、配線を張り替えた姿がこちら。

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当然、メカボックスのレール部分は磨いてあります。
シム調整をして、グリスを筆で塗り組み込んだのがこちら。


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ピストンの色が変色しているので、結構早い段階で欠けるかもしれません。
全て組み立てて初速を計ると


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ピストンが後ろに下がったまま放置されていた割には、スプリングがあまりヘタって無かったです。
狭いフィールドで使用する際には丁度良い初速です。
何気に飛距離は02gBB弾使用で60m弱飛んでますし。
そんな訳で、新たに1丁加わりました。
これで買い足す物はもう無いです。

交換した部品
・ZC製6mmメタル軸受け
・イーグルフォース製銀メッキ配線18ゲージ
・エチゴヤ販売FET回路
以上です。

2020年01月07日

LCT製G3A3Wハンドガード

念願のLCT製G3を手に入れました。


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重さは約5キロ程あります。
ハンドガード、グリップ、ストック以外は金属です。
分解するのも結構コツが要ります。
セレクターはかなり固く、移動の際に勝手にセレクターが動いていたという事は無くなります。
さて、分解して思ったのですが、メカボックスを取り出すのも今までの通りとは少し違います。
ピンを2本抜けば良いだけですが。
メカボックスを取り出し、開けると・・・


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入っているパーツの豪華な事。
掃除して、レールを磨いて、シム調整をして組み込み。


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配線を張り替える気にも成りませんでした。
次に、インナーバレル。


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HOP窓が狭かったので広げました。
後は、少し加工してマルイパッキンに交換して、組み込み。
試射。
・・・飛距離は何か納得できない。
50mは届いてますし、集弾率も悪くないんですがなんか納得できない。
ですので、シーリングノズルをfireflyのM4/G3用に交換。
で、試射すると、飛距離がダダ下がり。
シーリングノズルを元に戻し、パッキンをPDI製Wホールドパッキン(硬度50)に交換。
試射をすると、やっと60m弱まで飛ぶように。
使用したBB弾は0.2g。
東海地区は0.2g制限のフィールドが多いので、しょうがないのです。
今回の教訓は、LCT製G3と相性が良いのは、PDI製Wホールドパッキン(硬度50)でした。
因みに、初速は箱出しで96mありました。


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最終交換した部品
・PDI製Wホールドパッキン(硬度50)
以上です。

2020年01月06日

ハンドガンの選び方

夏に向けて、ハンドガンをじっくりと選ぶことが出来ます。
私もマルイ製SIG P226E2を使用してますが、KSC製のP226Rも使用します。
メーカーによって仕様も違いますが、グリップの厚さも違います。
KSCのSIGの方が握りやすいです。
さて、その握りやすさですが、ゲームでも大いに影響します。
形だけで気に入り、使い続けるのも良いですが、飽きっぽい人は握りにくいと段々愛情が薄れていきます。
あとは、咄嗟の射撃にも影響します。
握りやすいと、結構な確率で当たります。
が、握りにくいと照準を定めるのに時間が掛かり、咄嗟の射撃では全く当たらない事もしばしば。
私も、この度浮気をすることにしました。
東京マルイ製Px4

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友人に握らせてもらい、改めてその握りやすさ。
サイティングのしやすさを認識して、中古で購入。
なんせ、スペアマグ付きだったので。
早速分解すると、HOPが掛かったままだったので、パッキンを確認すると・・・

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かなり凹んでます。
新品のパッキンと交換して、全てを分解洗浄。
良い感じに作動するように成りましたが、如何せん寒いです。
暫くは電ハンで楽しむとします。

個人的な意見と成りますが、ハンドガンの選び方は店舗で実際に触って確かめた方が確実と思います。
形や好みで選ぶのも有りですが、使いやすさも一番かと思います。

交換した部品
・マルイ純正チャンバーパッキン
以上です。