2022年02月

2022年02月17日

東京マルイ製MP7の多弾マガジンの分解と改良

コンパクト電動ガンMP7。
給弾不良の話が結構ありますが、今回はタペットプレートとセクターギアの摩耗では無く、多弾マガジンの弾上りの悪さの改良を行います。
ネットで調べても『ここを削ると良い。』と書いてあっても、何処の部分を削るのか、また、どうやって分解するのか書いて無かったので、今回は分解工程も書こうと思います。

先ずはマガジンの写真から。

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解りにくいですが、赤丸の部分のピンを抜きます。

こちらはピンの部分を拡大した物。

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ピンにはローレット加工した側とそうでない側があるので、ローレット加工した方を出してください。


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ピンが抜けたらマガジン上部を抜きます。


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次いで、ゼンマイを押します。

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推すと少しゼンマイが奥に引っ込むので、底蓋をスライドさせます。


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底蓋を外したら、マガジンの中の部分を抜き出します。


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マガジン部品がこの様に成ります。

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先ず、上部の面取りから。
マガジンの弾上りの悪さは、この上部と本体の接続部分のバリによると言われています。
ですので、分解して面取りをします。

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ネジを外して、開いたらヤスリやリューター等で軽く面取りをします。

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これだけでも結構違います。

次にゼンマイの入っている本体?の分解から。
写真にある赤丸の部分のネジとOリング?を外します。

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すると、簡単に開けます。

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中古で買った物なので、結構中身は汚れてました。
掃除を兼ねながら、BB弾が通る道をウレタンヤスリを掛けます。

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この時、ゼンマイにもグリスを塗っておきました。
錆防止とくっ付き防止を兼ねてです。
接合部分も面取りをしてあります。

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先ほどの逆の手順で組み立てれば大丈夫です。

中古屋で2本購入したので、この処理を施し試射。
スムーズにBB弾が飛び出していく様は、ゲームで使用する際の不安を一蹴してくれるのでありがたいです。
以上で、マガジンの分解方法及び、ちょっとした改良でした。








2022年02月15日

A&K製MASADAにGATE製MOSFETを搭載

てっきり、MASADAの改修をブログに書いていると思っておりました。
探したら、書いてませんでした。
ですので、改修後の作動動画から。


今回、用意したのはそこそこお値段の安いGATE製MERF3.2TMです。
千葉にあるSFAさんで購入。

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本当は「GATE製WARFETプログラマブルコントローラー」を買えばよかったのですが、よく解っていなかったので、値段的にこちらを選びました。




まず、箱の中にはMOSFET本体と接続端子、設定用スイッチ、接続端子付き信号線2本と1本の2種類。
これだけが入ってます。

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そして、箱を包むスリーブに『GATE製品保証シール』として輸入発売元の店舗名、マニュアルにアクセスできるURLが貼ってあります。
このシールはかなり心強い!
早速PCにてアクセスしてプリントアウトしておきました。

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今回は全ての機能を使いたいので、スイッチに信号線をはんだ付けします。

せっかく張り替えた配線ですが、サクッと取り換えます。

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長さがどれくらいか計るのが面倒だったので、そのままの長さで信号線をスイッチにはんだ付けしました。

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配線はモーターだけ接続できるようにし、メカボを閉じます。

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MASADAの場合、フロント配線ですが配線を通す隙間が狭いので、メカボをフレームに組み込んでからTコネクターは接続します。

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配線にTコネクターを取り付け、MOSFET回路を接続。
バッテリー配線を作成します。

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設定せず、ただ取り付けただけの作動がこちら。



初速と秒間発射数の計測がこちら。

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次に設定に移ります。

信号線とモーター配線をFETから外し、信号線の代わりに設定用スイッチを取り付けます。

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マニュアルにある設定表を見ながら、スイッチを押して設定していきます。

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動画だとこんな感じ。
LEDが光って教えてくれるので、結構簡単に設定が出来ます。


モーターとギアはA&K社の標準を使用しております。
こちらを搭載してからセミのもたつきが無くなったので、秒間11発でも結構ありだと思います。
もっと連射速度を速めたければ、ギア比とモーターを交換すれば良いだけです。
電子トリガーほど反応良くなる訳ではありませんが、外部接続の割に性能は良くなっていると思います。

以上です。



2022年02月10日

CYMA製MK47へTitan搭載

CYMA製MK47ですが、既に電子基板は搭載されています。
セミに関してはレスポンスは良いです。
が、今以上に良くしたいが為に基板をGATE製へと交換します。
使うのは以前M4へ搭載したTitanです。
その時のブログはこちら
GATE製品TITAN Ver2後方配線を入れてみた : 三河屋のブログ (blog.jp)

そして、CYMA製MK47のレビューブログはこちら
CYMA製MK47ミュータントのレビュー及び改修 : 三河屋のブログ (blog.jp)

これらを踏まえて、メカボックスを加工します。
当初は、一ヵ所のみ削れば搭載できると思っていました。


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よく基板が固定されている箇所ですが、元々カットオフレバーがはまる場所です。
が、CYMA製のメカボックスの場合、このカットオフレバーが入る出っ張りが太くて基板の穴に通らないので、削り取ります。
そうすれば、写真の様に固定できます。


2カ所目。


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トリガーストッパーが通る穴です。
内側の出っ張りが基板と干渉してメカボが閉じれない為、干渉する箇所として赤丸で囲っている箇所を削ります。
私は電動ドリルで削りましたが、手作業では結構苦労します。
リューターや、ドリルを使った方が簡単に出来ます。
この2か所を削ればTitanは搭載できます。
今のところは不具合は無いので、このまま使っていこうかと思っております。
以上です。



2022年02月08日

CYMA製M4スポーツラインの調整

久々の更新となります。
はっきり言って、サボってました。
今回は分解する前に作動動画と初速を撮り忘れて分解してしまいました。

先ずは全体写真から。

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分解してメカボックスを取り出しました。

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開きます。

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箱出しで3年間ほど使っていたらしいのですが、結構奇麗でした。

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工業用グリス(通称宇宙人グリス)べっとりですが、これがCYMAのデフォルトなので差して驚きは無いです。
全てバラして、奇麗に掃除します。

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掃除が終わったらレール部分を磨きます。
磨き終わったら、軸受けを圧着します。

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軸受けを全て圧着したら、全て取り付けて行きます。

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この後の写真を撮り忘れました。
因みに、あかぎれが酷くてこの時はラテックス手袋をして作業しました。
寒いと写真を撮る作業を怠るりやすくなりますね。

口頭ではありますが、スプリングスペーサーを噛ませ、初速上げもしておきました。
また、インナーバレルも加工し、HOPエレベーターのバリが酷かったので、ヤスリがけを行い、HOPクッションを自作の物に取り換えて飛距離も上げてあります。
その効果がこちら。

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結構気密取りをしてあるのですが、この初速は・・・。
作動もこちら。


依頼主に試射をしてもらい、納得して帰っていただけました。


交換部品
・東京マルイ製チャンバーパッキン
・自作HOPクッション
付け加え部品
・1cmスプリングスペーサー
以上です。